お墓の「石」や「工事」よりも大切なこと
2024.11.02 施工実績先日、弊社特許外柵「遺恩かたらい」を採用いただいたお客様のお墓の工事が無事完了しました。参拝部は安全性を考慮したタイル仕上げです。また燈明台はガラス風防仕様で、後方の石扉内にロウソクの灯りをお供えできます。
また、収納庫付きベンチ「ポルテイオン 庫(くら)」も標準装備。
石の扉を開くと・・・
お墓参りに必要な備品を収納しておけます。そして石扉の内壁には・・・
お線香着火用のロウソクと着火具を装備。これらがお墓にあればあとはお線香とお花だけ準備すればOKですね。そしてそのベンチの反対側には墓誌を設置しています。
墓誌にはこのお墓に祀られている方々の銘が刻まれています。ベンチに腰掛け、その方々と心の中で語り合う・・・ですからこのお墓の外柵を「遺恩かたらい」と申すのです。そしてここからがこの記事の本文、「お墓の「石」や「工事」よりも大切なこと」とは?
この画像がそれを物語っています。これはお墓が完成後、納骨式と開眼供養の様子の一コマ。ご住職はお施主様にご祈祷の祈りを捧げています。ご祈祷は「神仏の加護を願い、言葉によって除災増福を祈ること」と多くの辞書にありますが、これをお墓で行うことは「目には見えないご先祖様からの恩恵を直に授かれる」と言ってもよいでしょう。あとは受ける側の「死ぬまでの生き方」次第ということになりますね。また自身の命のルーツである先祖様のご遺骨の見前でご祈祷を受けられるのは「お墓がある」という大前提が必要です。これって実は「幸せな経験」だと思いませんか?それは有難いと書いて「ありにくい」とも読めることと同じです。要は「有りにくくとも経験可能」ということ。よってお墓を持たない選択はこういった墓前でのご祈祷は当然「有り得ない」になってしまうことの悲しさ・寂しさ・虚しさと直結する可能性が「あり得る」ことに気づいてください。なぜなら、誰でも自身から10代さかのぼると1024人のご先祖様がいるはずですが、直接見たことない先祖様なんか知らないよ!って思えば、逆にあなたを見たことないであろう3~10代前のご先祖様は当然直接あなたを知らないわけです。しかしその方々もあなたと同じように知らないよ!ってソッポを向く・・・と思ったら大間違い!なぜだと思います?(笑)このへんにお墓とお墓でのご祈祷の意味深さがあるのですが・・・このへんはまたあらためて書こうと思います。